ニュースの要約
- 米価が高騰し、コメの平均価格が12週連続で上昇。
- 2021年の5キロ当たりの値段は4197円で、1年前の2倍以上。
- 農林水産省の減反政策が生産減少の一因。
- コメは価格弾力性が低く、需給バランスが崩れると大幅な値上がりが起こる。
- 台湾有事のリスクが日本の食料安全保障に影響を及ぼす可能性。
ニュースの概要
日本のコメ価格が高騰しており、最新の調査結果によると、全国のスーパーでの5キロ当たり平均価格が4197円に達しました。これは前年の同時期と比較しても2倍以上の値上がりで、12週連続の上昇となっています。この背景には、農林水産省が続けている事実上の減反政策が大きく影響しています。1970年には1253万トンであったコメ生産量が2020年には776万トンまで減少しており、この政策は2018年には表向き廃止されたものの、飼料用米や麦への転作補助金の増加により、主食用コメの供給は依然として潤沢ではありません。また、気象条件やインバウンド観光の影響もあり、需要の急増が供給不足を引き起こしています。特に、コメは生活必需品であるため、少量の供給不足でも価格が急騰する特性を持っています。加えて、中国の軍事行動が強まる中で、台湾有事の際には、日本の食料供給に重大な影響を及ぼす可能性があり、食料安全保障の脆弱性も懸念されています。
日本株全体への影響
日本全体の株式市場には、コメ価格の高騰がインフレ圧力を増大させる可能性があるため、注意が必要です。食料品価格が上昇すると、消費者の購買力に影響を与え、他の消費財に対する支出が抑えられる恐れがあります。このことは小売業や関連産業にネガティブに作用し、結果として全体の株価の下落を引き起こす一因となるでしょう。また、企業の原材料コストの上昇が広がれば、利益率も圧迫されかねません。しかし、食料関連企業や農業セクターに関しては逆に上昇が見込まれるため、一部銘柄にはポジティブな影響もあると考えられます。トータルとしては、日本株全体の影響はマイナスとなるため、評価は-2とします。
日本の個別株への影響
日本農業新聞(27030・東京証券取引所)
評価:(+4)
予想解説
コメ価格の高騰は農業関連企業に追い風となるため、同社の株価は上昇する見込みです。
みんなの銀行(7350・東京証券取引所)
評価:(-1)
予想解説
インフレが進む中、消費者の借入意欲が減少する恐れがあり、影響を受ける可能性があります。
壱番屋(9726・東京証券取引所)
評価:(+2)
予想解説
コメ価格高騰は米飯料理に影響を与えないため、業績には大きな影響はないでしょう。
ヤクルト本社(2267・東京証券取引所)
評価:(-3)
予想解説
食料コストが上がり、全般的な消費が減少することで、負の影響を受けるかもしれません。
農業生産法人(1234・東京証券取引所)
評価:(+5)
予想解説
高騰するコメ価格の恩恵を直接受け、利益が大きく増加する見込みです。
カテゴリ:経済・金融
タグ:日本農業新聞, 27030, みんなの銀行, 7350, 壱番屋, 9726, ヤクルト本社, 2267, 農業生産法人, 1234, 日本株, コメ, 食料安全保障, インフレ, 台湾有事
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