ニュースの要約
- 防衛省がF-35B戦闘機6機の納入が2025年度にずれ込むと発表。
- F-35A戦闘機3機についても同様に2025年度に納入予定。
- 納入遅延の理由はソフトウェアの開発遅延。
- 他の導入国でも同様の納入遅延が発生。
- アメリカのGAOがF-35のバージョンアップには1年かかる可能性を指摘。
ニュースの概要
防衛省は2025年1月10日、2024年度に予定されていた航空自衛隊へのF-35B戦闘機の納入が2025年度に遅れると発表しました。具体的には、F-35Bが6機、F-35Aが3機の納入に遅れが生じるとのことです。主な理由として、ソフトウェアの開発が遅れていることが挙げられています。ブロック4仕様機の開発が進められている中、ハードウェアの構成要素の決定が難航しているため、納入遅延が全球的に発生しています。中谷元防衛大臣はF-35Bの納入遅延に関して大きな影響はないとの見解を示しましたが、アメリカのGAOはバージョンアップに1年がかかる可能性があると警告しており、これにより他国の防衛計画にも影響を及ぼす恐れがあります。防衛装備品の需要は高まる一方で、アメリカの防衛産業の供給能力が不足しているため、F-35に限らず他の装備品も同様の遅延が報告されています。
日本株全体への影響
日本株全体への影響は限定的と予想されますが、防衛関連や航空産業など特定の分野においては影響が見込まれます。F-35の納入遅延は国内防衛の早期強化を妨げる可能性があり、これが市場の不安要素として働く展開も考えられます。ただし、国内外の軍事的緊張が高まっているため、長期的には防衛産業への需要は増えると考えられ、短期的な株価への影響はそこまで深刻ではないかもしれません。総合的に見て、重要な防衛関連ニュースではあるものの、市場全体への影響は軽微に終わると考え、評価は+2とします。
日本の個別株への影響
1. 株式会社三菱重工業 (7011・東証一部)
評価:+3
予想解説
同社は防衛関連事業を手掛けており、F-35の需要が増加すれば恩恵を受けると見られます。
2. 株式会社川崎重工業 (7012・東証一部)
評価:+4
予想解説
川崎重工も防衛装備品を製造しており、F-35の納入遅延があっても他の案件でカバーできると考えられます。
3. 株式会社ロッキード・マーチン (USA)
評価:+5
予想解説
米国の防衛産業の需要増加によって、同社の株価は高まる可能性が高いです。
4. 株式会社NEC (6701・東証一部)
評価:+2
予想解説
NECは通信技術などを提供しており、将来的に防衛関連の技術需要が高まると見込まれています。
5. 株式会社IHI (7013・東証一部)
評価:+1
予想解説
IHIは防衛産業に影響を受ける企業であり、やや慎重な観測が必要です。
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