ニュースの要約
- 文部科学省と厚生労働省が来春卒業予定の大学生の就職内定率を発表
- 10月1日時点で内定率は72.9%、前年同期比で1.9ポイント低下
- 年数では2021年の69.8%からの上昇が続いていたが4年ぶりに低下
- 主な理由として、学生が複数の内定を得て決定を躊躇していることが挙げられた
- 調査対象は国公私立大62校から抽出された4770人
ニュースの概要
日本の大学生の就職内定率が2023年10月1日時点で72.9%と発表され、前年同期比で1.9ポイントの減少が見られました。この内定率は、新型コロナウイルスの影響がまだ顕著だった2021年3月卒業生の69.8%から上昇していましたが、ついにその上昇が止まりました。この現象は、学生たちが複数の内定を持っているために就職先の決定を先送りしていることが主な原因とされています。特に、文系の内定率が前年より2.2ポイント減少し、文理別では理系が73.1%、文系が72.8%となっています。また、性別による違いもあり、女性の内定率は74.5%、男性は71.5%で、こちらも減少傾向にあります。発表を受けて、企業側では新卒採用の流動性が高まり、採用活動の戦略を見直さざるを得ないとの見解も示されています。このなかで、企業の人手不足が続く中、大学生の就職率が落ちたことは、今後の経済回復や消費への影響を考慮すると、注目すべきポイントです。
日本株全体への影響
日本の就職内定率の低下は、企業の雇用戦略に影響を及ぼす可能性があります。企業は採用に慎重になり、採用コストが上昇する恐れがあり、それが結果的に企業の利益の圧迫につながる可能性があります。また、大学生が内定先を決めかねている状況は、労働市場の供給シグナルに影響を与え、全体的な経済活動にも影響を及ぼすでしょう。しかし、売り手市場の継続はあるものの、将来的な消費の増加に対して慎重な見方が広がるかもしれません。このため、日本株全体としては短期的には重圧がかかる形になる可能性が高いと見られます。よって、評価は-2とします。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東証プライム)
評価:+1
予想解説
トヨタ自動車はグローバルな需要に応じた強い販売力を持っていることから、短期的な就職内定率の影響を受けにくいと考えられます。
ソニーグループ(6758・東証プライム)
評価:+2
予想解説
エンターテインメントやゲーム事業の堅調な成長が期待されるため、就職内定率が影響を与えにくい分野にあります。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306・東証プライム)
評価:-1
予想解説
就職市場の冷え込みが消費や投資に影響し、金融サービスの需要に打撃を与える可能性があります。
ニトリホールディングス(9843・東証プライム)
評価:0
予想解説
家庭用品需要は安定しているため、内定率の変動が直接的な影響を及ぼしにくいと予想されます。
日本電産(6594・東証プライム)
評価:-2
予想解説
新卒採用の冷え込みが技術開発に影響を与える可能性があり、長期的な成長にブレーキをかけるかもしれません。
カテゴリ:経済・金融
タグ:就職内定率,大学生,日本株,トヨタ自動車,ソニーグループ,三菱UFJ,ニトリホールディングス,日本電産,労働市場,売り手市場
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