ニュースの要約
- 小林製薬が紅こうじサプリメントの広告を再開。
- 広告再開は企業イメージの広告に限られ、商品広告も順次再開予定。
- 紅こうじに関連した特別損失が134億円に達している。
- 補償は3月から開始したことを背景に広告再開を決定。
- 2025年1~3月期の連結決算では売上高が前年同期比10.6%減。
ニュースの概要
小林製薬は9日に、紅こうじサプリメントに関連する健康被害の発生に伴って広告を一時停止していたが、今月からその広告を再開することを発表しました。広告再開について同社は、被害補償を3月から本格的に開始することを受けての「総合的な判断」としています。なお、最初は企業イメージに関する広告から再開し、その後商品広告も行う方針です。紅こうじサプリメントに関する特別損失は合計134億円に達したことも同時に発表されました。このような背景から、2025年1~3月期の連結決算は厳しい結果となり、売上高は前年同期比で10.6%減の326億円、本業の利益を示す営業利益は49.6%減の25億円となっています。小林製薬は、ブランドへの信頼回復を図る狙いを持っていると考えられますが、過去の悪影響からの回復には時間がかかると予想されています。
日本株全体への影響
日本株市場全体において、小林製薬のニュースは一定の影響を与えるものの、全体的なトレンドを大きく変えるものではないと考えられます。企業個別の問題として捉えられ、市場の参加者がこのニュースに過度に反応することは少ないでしょう。ただし、消費関連株に対する影響は見逃せず、特に健康関連やサプリメント市場の企業にとっては、動向を注視する材料となります。このため、日本株全体への影響度は中立的に見て評価は「-1」としました。
日本の個別株への影響
小林製薬(4967・東京証券取引所)
評価:-3
予想解説
広告再開でも依然として特別損失の影響が残り、ブランド回復には時間を要するため株価の下落が続く可能性大。
大塚製薬(4578・東京証券取引所)
評価:+1
予想解説
健康関連商品への注目が高まる中で、関連市場が活性化する可能性があり、一定の利益を得ることが期待されます。
ファンケル(4921・東京証券取引所)
評価:+2
予想解説
サプリメント市場の動向に影響を受けるが、小林製薬の影響を受けにくいブランドイメージで比較的安定した流れが続くと予想。
サントリーホールディングス(2587・東京証券取引所)
評価:+1
予想解説
健康飲料部門への期待が高まるため、小林製薬のニュースが逆に良い影響を与えることも考えられる。
ユーグレナ(2931・東京証券取引所)
評価:+3
予想解説
健康志向の高まりが続く中で、ユーグレナの商品に対する市場の期待が高まる可能性があり、株価にはプラスの影響を与える可能性あり。
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