ニュースの要約
- KDDIがデータ通信プラン「使い放題MAX+ 5G/4G」を330円値上げ。
- 一方、NTTドコモも主要プランの値上げを発表済み。
- 大手携帯会社による値下げ競争が終了する兆し。
- 値上げ理由は電気代や労務費の高騰。
- 新たなサービスとして「au Starlink Direct」にも触れる。
ニュースの概要
KDDIは2023年8月1日より、データ通信プラン「使い放題MAX+ 5G/4G」の料金を330円引き上げることを決定した。このプランは月7000円台から7800円台に移行し、混雑時の快適な5G通信や海外データ通信の無制限提供などの特典が付く。また、NTTドコモもすでに主要プランの値上げを発表しており、携帯業界において値上げの潮流が見え始めている。これにより、長期間にわたる料金引き下げ競争に終止符が打たれる可能性がある。背景には、電気代の高騰や取引先の労務費上昇が影響しており、KDDIの竹沢取締役は利害関係者との「好循環」を推進する考えを示している。これからは通信業界の価格戦略が再考され、新たなサービス展開も期待される。競争の行方は、ソフトバンクや楽天モバイルの動向にも注視が必要だ。
日本株全体への影響
日本株全体では、通信業界の値上げが業績改善の期待をもたらす可能性があるため、一定のポジティブな影響が見込まれる。投資家はこのような業界内でのポジティブな変化に敏感に反応し、全体的な株価が上昇する可能性もある。特に、KDDIやNTTドコモの株式に対しては直接的な恩恵が期待されるため、これらの企業への投資が誘発されるかもしれない。このため、日本株全体に対する評価はプラス寄りであり、評価は+3とする。
日本の個別株への影響
KDDI(9433・東京証券取引所)
評価:+4
予想解説
値上げが好影響をもたらし、利益率の向上が期待されることから、KDDIの株価は上昇する見込み。
NTTドコモ(9437・東京証券取引所)
評価:+3
予想解説
NTTドコモも料金改定を行っているため、共通の恩恵があり、安定した需要が見込まれる。
ソフトバンクグループ(9984・東京証券取引所)
評価:+2
予想解説
競争の激化が懸念される中で少し遅れて反応する可能性が高く、値上げの影響を受けにくいと考えられる。
楽天モバイル(4755・東京証券取引所)
評価:-1
予想解説
競争環境が厳しさを増すことで、顧客の流出が懸念され、安定した収益が見込めない。
KDDI子会社のauコマース(3676・東京証券取引所)
評価:+3
予想解説
通信サービスの利用者増加による関連商品の販売が期待され、ポジティブな影響を受ける可能性がある。
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