ニュースの要約
- 大阪IR株式会社が大阪湾の夢洲でカジノを含む統合型リゾート(IR)の起工式を実施。
- 2030年秋ごろの開業を目指し、初期投資額は約1兆2700億円。
- IRは大阪・関西万博会場に隣接し、工事の騒音や景観には配慮される。
- 大阪府知事は、万博開催中でもIRの実現が可能とコメント。
- 米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが運営の中核を担う。
ニュースの概要
大阪IR株式会社が24日に大阪湾の人工島「夢洲」でカジノを含む統合型リゾート(IR)の起工式を行い、2030年秋ごろに開業を目指すことを発表しました。敷地面積は約49万平方メートルで、IR施設の延床面積は77万平方メートルに達する予定です。初期投資額は約1兆2700億円となる見込みで、国際的な運営パートナーとして米MGMリゾーツ・インターナショナルおよびオリックスが名を連ねています。このIRの位置する夢洲は、大阪・関西万博会場に隣接しており、万博期間中に工事が進行すると騒音問題や景観への影響が懸念されていました。そこで、IRを巡る工事に関しては、万博に配慮し、騒音や景観に配慮された工事計画が策定され、塀や防音シートで囲まれることが決定されました。吉村洋文大阪府知事は、万博とIRの両立が可能であるとしてプロジェクトを支持しています。この動きは、大阪湾エリアの経済成長や観光促進に寄与すると期待されていますが、反対意見や万博への影響についての懸念も根強い状況です。
日本株全体への影響
このニュースは、大阪IRの開発が日本の観光業や経済活動に対する期待感を高めると捉えられ、市場全体にプラスの影響をもたらすでしょう。特に、観光業に関連する企業、建設会社やIR運営に関与する企業への期待が高まると予想され、総じて日本株全体が上昇基調を示す可能性があります。ただし、万博中の工事に対する懸念や反対運動のリスクは、短期的には株価の変動要因にもなるため、影響度は+3と評価します。
日本の個別株への影響
上場企業名(MGMリゾーツ・インターナショナル・オリックス株式会社・証券コード:8591・上場している市場:東京証券取引所)
評価:(+4)
予想解説
MGMリゾーツ・インターナショナルは、IR事業における主要なパートナーとして期待が高まり、株価が上昇する可能性がある。一方、オリックスは日本市場への影響を享受しやすく、安定した収益が見込まれる。
上場企業名(大和ハウス工業株式会社・証券コード:1925・上場している市場:東京証券取引所)
評価:(+3)
予想解説
IRの建設に関与する可能性があり、株価の上昇が期待される。観光業復活の流れも助けとなる。
上場企業名(東急ハンズ株式会社・証券コード:8166・上場している市場:東京証券取引所)
評価:(+2)
予想解説
観光客の増加による店舗売上の伸びが期待されるが、今後の競合環境も影響するため、慎重な予想となる。
上場企業名(JTB株式会社・証券コード:9726・上場している市場:東京証券取引所)
評価:(+3)
予想解説
IRや万博によるインバウンド需要の高まりで、旅行業への影響も肯定的。業績の回復が期待される。
上場企業名(日本航空株式会社・証券コード:9201・上場している市場:東京証券取引所)
評価:(+2)
予想解説
観光促進による旅行需要の増加が見込まれるが、国際線の回復に依存する。慎重な見方を維持。
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