ニュースの要約
- ニューヨーク株式相場が大幅下落。
- ダウ平均が2200ドル超下落、4万ドルを割り込み。
- 中国が米国の関税に34%の追加関税を発表。
- トランプ政権の相互関税に対する報復としての動き。
- 世界同時株安の兆候が見られ、東京市場でも日経平均が一時1400円超下落。
ニュースの概要
2023年4月4日、ニューヨーク株式市場での取引は大荒れとなり、ダウ工業株30種平均は2231.07ドル安の3万8314.86ドルで取引を終えた。この日は、トランプ米政権による相互関税政策に続き、中国が米国からの輸入品に34%の追加関税を課すと発表したことで、貿易戦争に対する懸念が急速に高まった。その影響で、ダウは史上3番目の大きさで落ち込み、昨年8月以来約8カ月ぶりに4万ドルの大台を割り込む結果となった。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も960ポイント以上の下落を記録し、弱気相場に突入した。このような動きにより、投資家の不安が高まり、資金がリスク資産から安全資産へと移動する傾向が強まった。米国債の利回りは久々に4%を下回り、円はドルに対して急騰する結果となった。これらの局面は、金融市場における動揺を一層悪化させている。日本市場では、日経平均株価が一時1400円超下落し、他の欧州市場も同様に大幅安となり、世界的な株安の波に飲み込まれる様相を呈している。現在も市場は不安定であり、今後の動向が注視されている。
日本株全体への影響
日本の株式市場は、米国市場の急落の影響を強く受けており、短期的には売りが優勢となる見込みです。特に、輸出企業は通商問題に対する不安から、業績に影響を及ぼす可能性が高いです。このため、日経平均株価や主要株価指数は引き続き下落するものと予想され、リスク回避の動きが強まると思われます。企業の先行きに対する懸念も増加し、今後の経済活動にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。
評価:-4
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東証1部)
評価:-3
特徴:米国での販売減少が懸念される。円高影響も見込まれ、株価は圧迫される。
ソニーグループ(6758・東証1部)
評価:-3
特徴:ゲーム関連製品の販路に影響が出る可能性が高く、株価下落の余地あり。
ファーストリテイリング(9983・東証1部)
評価:-4
特徴:中国からの輸入品に対する関税が影響し、コスト上昇や収益悪化が懸念される。
任天堂(7974・東証1部)
評価:-2
特徴:ゲーム関連の需要が若干影響されるものの、影響は比較的小さいと考えられる。
ゼンリン(9474・東証1部)
評価:-1
特徴:地図情報提供の企業で、貿易問題の影響は少ないが、全体的な市場の下落に影響される。
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