NYダウ1500ドル超安、ナスダックも下落｜株価への影響

ニュースの要約

• トランプ大統領が日本を含む貿易相手国に相互関税を導入すると発表。
• 全輸入品に一律10%の関税を課し、日本には24%を適用。
• 輸入車には追加で25%の関税も導入開始。
• ニューヨーク株式市場ではダウが1500ドル以上下落。
• 日本市場においても日経平均が3万5000円を割るなどの大幅下落。

ニュースの概要

トランプ米大統領が発表した相互関税への懸念が、ニューヨーク株式市場での大幅な下落を引き起こした。これによりダウ平均株価は一時1500ドルを超える下げを見せ、ハイテク関連のナスダック総合指数も848ポイント下落した。相互関税は日本を含む貿易国に対し適用され、全輸入品に10%、日本には特殊に24%の関税が課されることになった。この政策発表を受けて、投資家はリスクを避ける傾向が強まり、ニューヨーク市場での売りが加速した。さらに、米国の労働市場に関するデータは新規失業保険申請が減少したものの、製造業の景況感を示す指標は予想を下回り、景気回復に対する不安が残っている。また、ナイキやアップルなどの主要企業の株価も大幅に下落し、特に小売業や金融業界の株も影響を受ける始末だ。日本市場でも同様の影響が見られ、日経平均株価は8カ月ぶりに3万5000円を割り込む事態となった。これにより、世界的に株安が広がる可能性が懸念されている。

日本株全体への影響

このニュースは、日本の株式市場に深刻な影響を与えそうだ。相互関税の導入という重大な貿易政策は、日本経済にとって極めてネガティブな要素であり、特に輸出依存度の高い企業にとっては業績見通しが厳しくなるだろう。また、米国の経済指標の悪化が日本市場を通じてさらなるリスクをもたらすことも考えられるため、投資家のリスク回避姿勢が強まり、株価が持続的に下落する可能性が高い。

評価：-4
理由：新たな関税措置が経済に対する懸念を引き起こし、リスクオフの動きが強まる。

日本の個別株への影響

トヨタ自動車（7203・東京証券取引所）

評価：-4

予想解説：トランプ氏の相互関税が直接的に影響を与え、売上減少の可能性が高まる。

ソニー（6758・東京証券取引所）

評価：-3

予想解説：輸出関連の製品にも影響が出るが、多様な収入源であるため、全体的な影響は限定的か。

任天堂（7974・東京証券取引所）

評価：-3

予想解説：ゲーム関連の収益も影響を受けるが、特に米国マーケットの依存が強いため、下落の可能性がある。

ファーストリテイリング（9983・東京証券取引所）

評価：-4

予想解説：関税によるコスト上昇の影響が直撃し、消費者の購買意欲にも影響を与えるだろう。

三井住友フィナンシャルグループ（8316・東京証券取引所）

評価：-3

予想解説：金融株として経済全体の動向に敏感で、全般的な売り圧力を受けることが予想される。

カシオ計算機（6952・東京証券取引所）

評価：-2

予想解説：直接的な影響は少ないが、全体的な市場の下落に反応する可能性がある。

カテゴリ：政治・政策
タグ：トランプ,貿易戦争,日本,相互関税,ダウ,日本株,日経平均,トヨタ自動車,任天堂,ファーストリテイリング,ソニー,三井住友フィナンシャルグループ,カシオ計算機