日産、2024年度第3四半期決算 売上高0.3%減の9兆円|株価への影響

ニュースの要約

  • 日産自動車が2024年度第3四半期の決算を発表。
  • 売上高は前年同期比0.3%減、営業利益は86.6%減。
  • 経営統合を目指していたホンダとの協議を終了。
  • 今後は日産独自の戦略での生き残りを追求する方針。
  • 2024年度通期の純利益見通しは800億円の赤字。

ニュースの概要

日産自動車は2月13日に2024年度第3四半期の決算を発表しました。売上高は前年同期比で0.3%減の9兆1432億円、営業利益は86.6%減の640億円となり、営業利益率は僅か0.7%を記録しました。これは販売台数の減少や原材料費の高騰などが要因とされ、経常利益も70.5%減少して1594億円、当期純利益は98.4%減の51億円に留まりました。また、日産はホンダとの経営統合に関する協議を打ち切ることを決めました。両社は一時統合に向けた協議を進めていましたが、ホンダ側が日産の完全子会社化を提案し、日産がこの提案に対して確信を持てず、合意に至りませんでした。

内田社長は、統合が日産の自主性を損なう可能性に懸念を示し、将来的には他の戦略的パートナーシップを模索する方針を示しています。さらに、2024年度通期の業績見通しは、売上高を12兆5000億円、営業利益を1200億円に下方修正し、純利益は800億円の赤字と予想しています。労働コストや経費削減といった厳しい環境下で、効率化や組織改革を進める必要があると強調し、2026年度に向けた生産能力の見直しも行うとのことです。特に生産能力は500万台から400万台へ縮小する見通しです。

日本株全体への影響

日産の不振は、日本株全体に一定の影響を与えると予想されます。特に自動車関連株への影響が大きいでしょう。企業の収益性や市場競争の厳しさが企業全体の株価に悪影響を及ぼすことが考えられます。そのため、日本株全体としては短期的には下落傾向を示す可能性が高く、特に自動車関連企業の株価に敏感に反応するでしょう。このニュースを受けて、一般的な市場心理が悪化することで、投資家の不安感が高まり、日本株全体が下押しされるリスクがあります。そのため、日本株全体への影響は-3と評価します。

日本の個別株への影響

日産自動車(7201・東証一部)

評価:-5

予想解説

日産の業績悪化と経営統合協議の終了は、株価に直接的なマイナス影響を与えるでしょう。投資家が抱える不安感が強まり、売り圧力が高まります。

ホンダ(7267・東証一部)

評価:-4

予想解説

日産との協議終了は、ホンダにも影響を与えると考えられ、株価は若干下落する危険性がある。ただし、独自の成長戦略があるため日産ほど大きな影響はない。

トヨタ自動車(7203・東証一部)

評価:-2

予想解説

日本の自動車業界全体への影響から、トヨタも一定の影響を受けるが、堅固な業績により比較的安定した動きとなる見込み。

三菱自動車(7211・東証一部)

評価:-3

予想解説

日産との連携が盛り込まれていたため、共倒れの懸念が広がり、株価にも影響を与えるでしょう。特に資本提携の不確実性が後押しになります。

スバル(7270・東証一部)

評価:-1

予想解説

自動車業界全体の動向を受けて影響を受けることは否定できませんが、スバルは特色ある車作りをしているのでそこまでの悪影響は見込まれない。

地元製造業(8306・東証一部)

評価:-2

予想解説

自動車製造に関与しているため、日産の業績低下が彼らに波及し、業績見通しが悪化することも考えられるため、影響を受けます。

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※このニュース投資予測速報は、AIを利用した予想・予測の見解です。当サイトに掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。

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