ニュースの要約
- ヒョンデの高級ブランド「ジェネシス」が、SUV「GV90」のプロトタイプを開発中。
- プロトタイプがスウェーデンでハプニングに見舞われ、雪にスタック。
- GV90は2024年に公開予定の電動SUV「Neolun」の量産バージョン。
- 2026年に発売される予定で、高級志向のデュアルモーター全輪駆動モデル。
- メルセデス・マイバッハ「EQS」との競争が予想され、市場での影響が注目される。
ニュースの概要
ヒョンデの高級ブランド「ジェネシス」は、同社が新たに開発中の最高級クロスオーバーSUV「GV90」のプロトタイプが、スウェーデンの冬道でのテスト中に雪に埋もれるというハプニングに遭遇した。このプロトタイプは、2024年に発表予定の電動SUV「Neolun」の量産モデルであり、2026年に約1500万円で発売される見込みだ。GV90は、キア「EV9」やヒョンデ「アイオニック9」と同じ「E-GMP」プラットフォームを利用し、より高性能なデュアルモーター全輪駆動が搭載される予定。また、プロトタイプのデザインにはジェネシス特有のディテールが盛り込まれており、それらが市場での競争力にどう影響するかが注目されている。特に、メルセデス・マイバッハ「EQS」との競争が意識されており、GV90が高級SUV市場でどのようなパフォーマンスを示すかが、今後の動向を大きく左右する可能性がある。
日本株全体への影響
このニュースは、日本株市場において関心の高い自動車産業に影響を与える可能性がある。特に、ヒョンデやジェネシスのような韓国の自動車メーカーが新たに高級SUVモデルを投入することで、日本の自動車メーカー、特にトヨタやホンダの高級車部門が競争圧力を受けることが考えられる。さらに、EVモデルの普及が進む中、日本市場でもEVバッテリーやその供給チェーンに関する企業の株価が影響を受ける可能性が高い。これにより自動車関連株全体が若干下押しされると予想されるが、既存の日本のブランド力や技術力を考慮すると、大きな急落は避けられるだろう。評価は「-2」とする。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東証一部)
評価:-2
予想解説
韓国のジェネシスが高級SUV市場で台頭する中、トヨタの高級ブランド「レクサス」が受ける競争圧力は増加する。しかし、トヨタはブランドの強みや充実したラインナップがあるため、急激な株価変動は考えにくい。
ホンダ(7267・東証一部)
評価:-1
予想解説
新たな競合が登場することで、中級マーケットにおいてホンダも影響を受ける可能性がある。ただし、自社のEVモデルの進化と普及が進むことで相殺できる見込み。
ソニーグループ(6758・東証一部)
評価:+1
予想解説
EV市場の拡大に伴い、エンタメやソフトウェアの分野でも新たなビジネスチャンスが生まれ、ソニーにとってプラスの追い風となるだろう。
日産自動車(7201・東証一部)
評価:-2
予想解説
競争が激化する高級SUVセグメントでさらに苦戦が予想され、特に新モデルの投入がない限り株価に悪影響を与える可能性が高い。
パナソニック(6752・東証一部)
評価:+2
予想解説
EVバッテリー供給の増加が期待される中で、パナソニックの事業も恩恵を受ける見込み。市場の拡大とともに業績も上向く可能性がある。
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