ニュースの要約
- フランスのパリ市がSNS「X」を今月20日に退会すると発表。
- 理由はイーロン・マスク氏による買収後の方針変更が偽情報や暴力的コメントを助長しているとのこと。
- 「X」は220万人のフォロワーを持ち、パリ市は2009年から利用していた。
- マスク氏の最近の政治的発言が民主主義に干渉しているとパリ市は指摘。
- ヨーロッパでは多数の大学や研究機関が「X」の利用中止を決定している。
ニュースの概要
フランス・パリ市は、2023年10月20日にSNS「X」を退会すると発表しました。この決定は、イーロン・マスク氏による「X」の買収後、同プラットフォームが偽情報や暴力的コメントを助長しているとの懸念に基づいています。パリ市は、2009年から利用を開始し、現在220万人のフォロワーを抱えていますが、このような判断を下すに至った背景として、マスク氏が最近行った政治的発言や他国の政府への批判が関連しているとされています。特にマスク氏は、ドイツのショルツ首相や極右政党「AfD」との対談を行い、支持を表明するなどして政治的活動を強化しています。この状況について、パリ市は「X」が特定の国の民主的な生活に干渉しており、民主主義の根幹を揺るがす存在と感じていると述べています。また、ヨーロッパでは60を超えるドイツとオーストリアの大学や研究機関が「X」の利用中止を決定するなど、同プラットフォームに対する批判が高まっています。
日本株全体への影響
パリ市や他のヨーロッパの機関が「X」に対する利用中止を発表することで、SNS関連やテクノロジー企業への信頼度が低下する懸念があります。特に、マーケットがデジタル化や情報の透明性を重視する中で、SNSの機能や信頼性が疑問視されることは、投資家心理に影響を与え、日本株全体に対してはマイナスの影響を及ぼす可能性があります。特に、ネット広告を主要な収益源とする企業については、ブランドイメージへの影響を考慮し、株価が下がるリスクが高まるでしょう。このような背景を鑑みて、日本株全体への影響は評価を下方修正し、-2と予想します。
日本の個別株への影響
ソフトバンクグループ(9984・東証)
評価:-2
予想解説
ソフトバンクは多数のSNSやテクノロジー企業に投資しており、「X」の影響を受ける可能性があります。信頼性への懸念が株価に悪影響を及ぼすと予想されます。
サイバーエージェント(4751・東証)
評価:-3
予想解説
サイバーエージェントは広告収入に依存しており、「X」のブランドイメージが低下することで、広告主の信頼が揺らぎ、株価が下がると考えられます。
LINE(3938・東証)
評価:-2
予想解説
LINEもSNSですが、特に「X」の影響による信頼性の低下は、ユーザーの流出や広告収入の減少につながる懸念があります。
デジタルガレージ(4819・東証)
評価:-1
予想解説
デジタルガレージはSNS関連のビジネスを展開していますが、影響は限定的かもしれません。それでも依然として下落圧力が感じられます。
マクロミル(3978・東証)
評価:-2
予想解説
マーケティング調査を行うマクロミルも、広告主の信頼性低下により、クライアントが減少する可能性が高く、株価への影響があるでしょう。
カテゴリ:マーケット・株式
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