ニュースの要約
- 防衛省が2024年12月に新たな重要装備品の選定結果を公表。
- 潜水艦発射型誘導弾の導入方針が示され、イメージ図も公開。
- 現在のハープーンミサイルは射程が140kmであり、長射程のスタンド・オフ・ミサイルが求められている。
- 2023年4月に三菱重工と開発契約を締結し、2025年度予算案に30億円計上。
- 量産は来年度から着手予定。
ニュースの概要
防衛省は2024年12月に新たな防衛装備品の選定を発表し、その中で「潜水艦発射型誘導弾」の導入を計画していることを明らかにしました。この新型の誘導弾は、現在使用されているアメリカ製ハープーン対艦ミサイルの射程が140キロメートルに限られていることから、より遠距離から敵艦船や対地攻撃が可能なスタンド・オフ・ミサイルの必要性が高まっています。防衛省は2023年4月に三菱重工と共同で開発契約を交わし、以下の2025年度の予算案にも取得費用として30億円を計上しています。来年度において量産を開始する計画で、海上自衛隊はこの新型武器によって効果的な海上戦力の強化を図る意向を示しています。この動きは日本の安全保障政策にも大きな影響を与える重要なステップであり、地域の敵対勢力に対する抑止力を強化するものとされています。
日本株全体への影響
日本の防衛関連企業、特に三菱重工業などは、この新型誘導弾の導入による需要の増加が期待されるため、株価上昇の恩恵を受けると予想されます。政府の防衛費増加は企業にとって追い風となり、全体的に防衛関連株が注目されることで、関連分野の株が持続的に成長する可能性が高まります。したがって、日本株全体への影響はポジティブであると考えられます。
評価：+4
日本の個別株への影響
三菱重工業（7011・東京証券取引所）
評価：+5
予想解説
三菱重工は潜水艦発射型誘導弾の開発契約を結んでおり、この導入決定から直接的な恩恵を受ける可能性が高いです。防衛関連の需要拡大が予想され、業績向上に寄与するでしょう。
川崎重工業（7012・東京証券取引所）
評価：+4
予想解説
川崎重工も海上防衛装備の重要なプレーヤーであり、関連する新技術の開発や製造に期待がかかっています。潜水艦技術を有しており、増収に繋がる可能性が考えられます。
NEC（6701・東京証券取引所）
評価：+3
予想解説
NECは防衛システムのITインフラを提供しており、透明性向上や効率化を図る際に需要が高まると予想されるため、影響はプラスです。
日立造船（7004・東京証券取引所）
評価：+2
予想解説
海上防衛関連のプロジェクトに関与する機会が増えることにより、長期的にみればビジネスの拡大が期待できますが、短期的な反応は限定的と言えるでしょう。
IHI（7013・東京証券取引所）
評価：+3
予想解説
IHIは地上・海上防衛装備の部品供給などに関わっており、この新しい動向からの受注機会が増えることで、安定した成長が見込まれます。
カテゴリ：政治・政策
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