ニュースの要約
- 世界初の『ドラゴンボール』テーマパークが2024年3月にサウジアラビアに建設される。
- ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が主導する経済改革の一環で、観光立国を目指している。
- サウジアラビアでは日本の漫画やアニメが人気を博し、文化・エンターテイメントに規制緩和が進んでいる。
- 日本のIPを活用したビジネスモデルの拡大が期待される。
- 東京ディズニーシーとユニバーサル・スタジオ・ジャパンの競争が続いている中、国際的なテーマパーク市場が変化を迎えている。
ニュースの概要
2024年3月、サウジアラビアに世界初となる「ドラゴンボール」のテーマパークが建設されることが発表され、注目を集めている。人気漫画・アニメ「ドラゴンボール」は、日本の文化を国際に広める一例であり、そのテーマパークがイスラム教の聖地であるサウジアラビアにできることは驚きである。この動きは、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が推進する産業の多角化、特に観光業の強化の一環として位置づけられる。
サウジアラビアは、石油依存からの脱却を図る中で経済改革を進めており、その一環には日本のコアな文化であるアニメや漫画を取り入れ、訪問者を惹きつけることも含まれている。皇太子自身が日本文化の愛好者であり、これにより日本のIP(知的財産)が国際的に利用される機会が増加し、今後、日本企業にもビジネスチャンスが生まれることが期待される。
このテーマパークの建設は、テーマパーク業界全体においても重要な動きであり、国内外の企業はこの市場の拡大に注目し、投資を通じて新たなビジネスを模索するだろう。特に、日本のアニメや漫画を基にしたテーマパークが他国で成功することで、日本国内の遊園地や観光スポットの競争にも影響を与える可能性が高い。
日本株全体への影響
日本株全体に対する影響は、海外市場との競争が激化する中で、日本の文化・エンターテイメントの国際的な価値が高まることに寄与するため、ややプラスの評価ができる。具体的には、特に観光・エンターテイメント関連の企業には好影響を及ぼすと考えられる。テーマパーク業界が盛り上がることによって、観光客の増加が期待され、関連する経済活動にも追い風となるため、決算期に向けたポジティブな期待が高まることから、全体的には+2程度の影響と評価する。
日本の個別株への影響
東京ディズニーリゾート(オリエンタルランド)(4661・東証)
評価:+3
予想解説
ディズニーキャラクターを有する東京ディズニーリゾートは、海外の新しいテーマパークの動向を受けて入場者数を維持・増加させるための競争が激化する可能性がある。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)(4661・東証)
評価:+3
予想解説
USJもドラゴンボールのテーマパーク開設に刺激され、オリジナルのコンテンツを強化し、集客力を高める策を講じざるを得ないため、期待感が高まる。
任天堂(7974・東証)
評価:+4
予想解説
任天堂が保有するIPも、海外のテーマパークにおいて活用される機会が増え、さらなる国際展開が期待されるため。
サンリオ(8136・東証)
評価:+2
予想解説
サンリオのキャラクターも国際的な人気があるため、テーマパークでのコラボレーションが取り上げられる可能性が高まる。
バンダイナムコホールディングス(7832・東証)
評価:+3
予想解説
アニメ関連キャラクターのビジネスを展開するバンダイナムコも、新たなテーマパークの動向を受けて活用の幅が広がる見込みであり、株価の上昇が期待される。
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