ニュースの要約
- テスラが2024年の世界販売台数を178万9226台と発表。
- 前年比1%減で、前年実績を割り込むのは初めて。
- 中国市場では上半期の落ち込みを回復。
- 米欧ではEV需要が伸び悩む状況。
- 中国の比亜迪(BYD)が販売台数を12%増加させ、テスラに迫る。
ニュースの概要
米電気自動車大手テスラは、2024年の世界販売台数予想を178万9226台に設定。これは前年比1%の減少であり、テスラの販売台数が前年を下回るのは初めてのことである。テスラはこれまでにも販売実績の好調を誇ってきたが、今回の発表は市場に波紋を広げている。特に、中国市場では上半期に落ち込みが見られたものの、後半にかけて回復が見られた。一方、米国および欧州市場ではEV需要の伸び悩みが続いており、これがテスラの悩みの種となっている。テスラは販売実績として、7~9月期に6%増加し、10~12月期には過去最高の販売台数を記録したが、上半期の減少分を補うに至らなかった。さらに、競合の中国EVメーカー比亜迪(BYD)が12%の販売増を達成し、テスラに約2万4000台まで迫ってきている。この状況は、テスラ及びEV市場の将来に対する懸念を呼び起こす要因となっている。
日本株全体への影響
日本株全体への影響は、テスラの業績が自動車業界全体に波及するため、負の側面が強いと考えられます。特に自動車関連株はテスラの影響を受けやすく、EV市場への依存度が高い日本の製造業にとっては警戒が必要です。株価の評価は-3とし、全体的に売り圧力が強まると予想されます。同時に、テスラの価格競争が激化することで、国内メーカーも戦略の見直しを迫られる可能性があります。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東証プライム)
評価:-3
予想解説
テスラの販売減少は、日本の自動車業界にとって脅威となる。特にトヨタはEV戦略を強化しているが、競争激化により株価は下落する可能性が高い。
ホンダ(7267・東証プライム)
評価:-2
予想解説
ホンダもEV市場に進出しているが、テスラの影響力から逃れられず、株価に対する圧力が増加する可能性あり。
スバル(7270・東証プライム)
評価:-1
予想解説
スバルはEV戦略が遅れており、テスラの業績悪化が直接的な影響を与えるかは不透明だが、全体市場の雰囲気は悪化する。
マツダ(7261・東証プライム)
評価:-2
予想解説
EV市場全体の影響を受け、特にテスラに対する対抗意識が強まる中で、株価が下落するリスクが高まる。
ダイハツ(7262・東証プライム)
評価:-1
予想解説
ダイハツのEV移行戦略が遅れているため、テスラの情勢により市場全体が悪化すれば、影響を受ける可能性もある。
カテゴリ:マーケット・株式
タグ:テスラ, EV, 日本株, トヨタ自動車, ホンダ, スバル, マツダ, ダイハツ, 販売台数, 中国市場
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