ニュースの要約
- 韓国HD現代重工業が3600トン級新型護衛艦「忠南艦」を海軍に引き渡した。
- 引き渡しは契約期限より早く行われた。
- 「忠南艦」は蔚山級バッチIII事業の初号艦である。
- 高速航行と優れた複合センサーマストを備えている。
- 多用途な戦闘能力を持ち、韓国の防衛力強化に寄与する。
ニュースの概要
韓国HD現代重工業は、3600トン級の新型護衛艦「忠南艦」を、契約の期間を短縮して海軍に引き渡したことを発表しました。この「忠南艦」は、廃止された1500トン級護衛艦の名称を受け継ぎ、蔚山級バッチIII事業の初号艦として位置付けられています。建造契約は2020年3月に締結され、2022年12月に進水しましたが、その後の評価を経て、納期を短縮して引き渡されました。
この艦は全長129メートル、幅15メートルで、最大速度30ノットで航行可能な多目的戦闘艦です。特筆すべきは、360度探知・追跡が可能な国産の「4面固定型多機能位相配列レーダー」や韓国型の垂直発射システムを搭載し、多用途の戦闘能力を強化している点です。また、対潜水艦の探知能力も向上しており、現代の戦闘システムを反映した設計となっています。HD現代重工業は、これからも海軍に新型艦を適時に引き渡し、韓国の防衛力強化に貢献する意向を示しています。
日本株全体への影響
このニュースは、隣国での防衛力強化の動きが示され、日本市場においても関連する防衛関連企業や先進技術を持つ企業への投資期待が高まる可能性があります。ただし、NATOやアメリカの影響を受けた防衛関連分野の企業は、競争が激化する懸念も抱えているため、株価の上昇余地は限定的かもしれません。全体的には、パニック的な売りは考えにくく、新たな投資先として関心を集めるかもしれません。評価は+2と予想します。
日本の個別株への影響
三菱重工業(7011・東京証券取引所)
評価:+2
日本の防衛関連企業として、韓国の進展が刺激材料となり、今後の受注に期待が持てる。
川崎重工業(7012・東京証券取引所)
評価:+3
護衛艦や潜水艦の設計・建造に強みがあり、競争の中での拡大が期待される。
IHI(7013・東京証券取引所)
評価:+1
関連技術があるものの、保守的な姿勢が影響し、大きな変動は見込めない。
NEC(6701・東京証券取引所)
評価:+2
レーダーや通信システムに関与し、今後の市場ニーズの増加に対して期待できる。
日立製作所(6501・東京証券取引所)
評価:+1
防衛関連への参入が進みつつあるが、他社との競争で苦戦する可能性がある。
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