ニュースの要約
- 米FRBが政策金利を0.25%引き下げを決定。
- 2025年の利下げ回数見通しが9月の4回から2回に修正。
- 結果として、米長期金利が急上昇し、市場は大幅安。
- ダウ平均は一時1100ドル超の下落、ナスダックも766.61ポイント安。
- FRB議長の発言が緩和政策の鈍化を示唆し、さらなる売りを加速。
ニュースの概要
18日のニューヨーク株式市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の引き下げを決定したものの、今後の利下げ回数が予想よりも減少することが発表され、特に2025年の利下げ回数が9月時点の4回から2回に修正されたことが影響している。これにより、米国の長期金利が急上昇し、市場に売り圧力をもたらした。ダウ工業株30種平均は、取引中で一時1100ドル以上の下落を記録し、ナスダック総合指数も766.61ポイントの大幅安となった。FRB議長のパウエル氏による、「金融緩和ペースを緩める地点か、その近くにいる」との発言は、投資家の心理を一層冷やした。市場は先行きへの不安を強め、特にハイテク株が多く含まれるナスダックに急激な影響を与えた。日本の株式市場にも、このような米国の状況が波及する可能性が高く、特にリスク資産への売りが広がる見込み。
日本株全体への影響
日本株全体に対しては、米国市場での急落が直接的な影響をもたらすと思われる。特に、米国の金利動向が円相場に影響を与え、円高が進行すれば、日本の輸出企業にとってマイナスとなる。ただし、FRBの利下げ自体は、日本経済にとっては追い風となりうるため、全体的にはリスクオフのムードが強まる中でも、回復が期待できると考える。したがって、日本株全体の評価は「-2」とし、投資家は慎重に行動する必要がある。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東京証券取引所)
評価:(-2)
予想解説
円高が進行すると、輸出競争力に悪影響が及ぶため、特にトヨタの利益が下押しされる可能性がある。
ソニーグループ(6758・東京証券取引所)
評価:(-1)
予想解説
ソニーも輸出企業であるため、影響は避けられないが、エンタメ事業の強さがあるため影響は限定的か。
任天堂(7974・東京証券取引所)
評価:(-1)
予想解説
レジャー産業としての強みがあり、円高となっても相対的な影響は少ないと考えられる。
パナソニック(6752・東京証券取引所)
評価:(-3)
予想解説
電子機器の輸出が中心のため、円高の影響を大きく受けやすく、警戒が必要。
三井住友フィナンシャルグループ(8316・東京証券取引所)
評価:(+1)
予想解説
金融関連は利下げの影響を受けるが、円高によるリスクオフムードでの資産移動が期待され、相対的には安定した動きが見込まれる。
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