ニュースの要約
- 2024年のパリモーターショーに訪れた山崎明氏が現地のタクシー状況を報告。
- パリのタクシーの約80%がトヨタのハイブリッド車であることに驚き。
- フランスやドイツのメーカーのタクシーはほとんど見られない。
- トヨタのマルチパスウェイ戦略が成功している証と評価。
- ハイブリッド車の優れた燃費性能が選ばれる理由とされる。
ニュースの概要
2024年のパリモーターショーを前に、現地のマーケティングコンサルタント山崎明氏は、パリ市内におけるタクシーの変化に驚きを隠せなかった。かつてフランス車が支配的であったタクシー業界において、現在の大多数はトヨタのハイブリッド車であるという事実がある。具体的には、市内を走るタクシーの約80%がトヨタ製で、特にRAV4、カローラ、カムリ、レクサスESなどが目立つ。これはトヨタが持つハイブリッドシステムの効率性が大きな要因であるとされ、タクシー業務における燃費性能の優位性が顕著に表れている。特に、ハイブリッド車はガソリン車と同様に簡単に運用でき、燃費向上によりガソリン代のコストを削減できる点が強調されている。加えて、パリの大手タクシー会社G7は、環境への配慮を示しながらその85%以上がハイブリッドまたはBEV(バッテリー電気自動車)であることをアピールしている。これにより、欧州の自動車メーカーがEVシフトを進める中で苦境に立たされる可能性があることが指摘され、トヨタの戦略が国際的に注目を集める結果となっている。
日本株全体への影響
今回のニュースは、日本の自動車産業全体に対して好材料と評価される。トヨタの成功が示すように、ハイブリッド技術の優位性が確認され、その結果として同社の株価が上昇することが予想される。これにより、連鎖的に日本の自動車関連株全体へのポジティブな影響が期待できる。特に、国内外でのトヨタのブランド力の強化が見込まれるため、日本株全体に対してはプラスの影響があると考えられる。したがって、日本株全体への影響を「+3」と評価する。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東京証券取引所)
評価:+4
予想解説
トヨタのハイブリッド車の普及が明らかになったことで、株価には追い風。今後も販売増が期待され、積極的に投資が進む可能性が高い。
ホンダ(7267・東京証券取引所)
評価:+2
予想解説
トヨタの強みに押される中、ホンダもハイブリッド車を展開しているが、競争力の差が影響する可能性あり。
日産自動車(7201・東京証券取引所)
評価:+1
予想解説
EVシフトを推進しているものの、トヨタの圧倒ぶりを考慮すると売上に対する影響が出るかもしれない。
マツダ(7261・東京証券取引所)
評価:-1
予想解説
ハイブリッド技術において出遅れ感があり、シェア拡大には課題が残るため、株価は下落傾向が見込まれる。
スバル(7270・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
トヨタの影響を受けやすく、市場での競争が激化する中で株価は乏しい動きが懸念される。
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