広州モーターショー 中国、新エネ車シフト加速｜株価への影響

ニュースの要約

• 中国の広州市で広州モーターショーが開催された。
• 電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHV）の普及が進んでいる。
• 2040年までのEV新車販売台数が急増する見込み。
• BYDなど中国のNEVメーカーが存在感を強調している。
• 日本の自動車メーカーも新型NEVを展示し、市場への対応を図っている。

ニュースの概要

中国では、電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHV）といった新エネルギー車（NEV）の普及が急速に進んでいます。広州モーターショーでの展示では、NEVモデルの人気が一段と高まり、国内EV最大手のBYDの幹部は、販路拡大に向けた表明を行ないました。今年の1月から10月までのNEVの販売シェアは39.6％に達し、前年同期から9.2ポイントも上昇しています。一方で、国産メーカーの人気が高まり、特にBYDの存在感が増しています。展示空間を占有したBYDに対し、外資系メーカー、特に日系自動車の存在は相対的に低下しつつあります。日本の自動車メーカーも新型モデルを発表し、中国市場におけるNEVの競争力を強化しているものの、国内メーカーの人気に対抗するのは厳しい状況となっています。これにより、日本の企業が中国市場でのシェアを維持・拡大するためには、さらなる技術革新や戦略的アプローチが不可欠となるでしょう。

日本株全体への影響

中国のNEV市場の急成長は、日本株全体に対してある程度のネガティブな影響を及ぼす可能性があります。特に自動車産業は日本経済の重要な部分を占めており、BYDなどの中国企業が急成長する中で、日系メーカーの市場シェアが圧迫される懸念があります。そのため、全体的にはマイナスの影響が出る可能性が高く、主力の自動車関連株や輸出企業に対する投資家の懸念が強まる可能性があります。

■評価：-3

日本の個別株への影響

トヨタ自動車（7203・東京証券取引所）

評価：-2

予想解説

トヨタは中国市場向けのNEVを展開していますが、BYDなどの国内メーカーに押されて競争は激化しています。今後の成長が見込めないため、株価はやや下がると予想されます。

日産自動車（7201・東京証券取引所）

評価：-1

予想解説

日産も新型EVを発表しましたが、中国メーカーに市場を取られ続ける中での成長は期待薄です。影響は限定的ですが、プラスになる要素が乏しいため評価は控えめです。

ホンダ（7267・東京証券取引所）

評価：-2

予想解説

ホンダもNEV開発に注力していますが、実績が伴わない限り市場での存在感が弱まると予想され、株価は下がる可能性が高いです。

スバル（7270・東京証券取引所）

評価：-3

予想解説

NEVに対する取り組みが遅れ気味のスバルは、中国市場での競争力が低下しています。この状況から、株価はさらに下落するでしょう。

マツダ（7261・東京証券取引所）

評価：-2

予想解説

マツダも新エネルギー車の開発に遅れを取っており、海外市場、特に中国での競争が厳しく、利益が圧迫される懸念が強いです。