ニュースの要約
- 帝国データバンクが「カレーライス物価指数」を発表。
- 9月のカレーライスのコストは1食364円で、過去最高を記録。
- カレーライス物価は6か月連続で上昇中。
- 原材料や光熱費の値上がりが影響している。
- 滞在期間中の価格上昇は過去10年で初。
ニュースの概要
帝国データバンクが発表した「カレーライス物価指数」によれば、2023年9月のカレーライスの価格が364円に達し、これは過去10年間での最高値です。この指数は、カレーを作るために必要な材料の価格や光熱費などを反映したもので、6か月連続して上昇していることが特筆されます。特に、前年同月の307円と比較して57円の大幅な上昇が見られます。カレーライスは日本の食文化に深く根付いており、家庭や外食産業においても広く消費されていますので、この価格上昇は一般消費者に直接的影響を及ぼす可能性があります。この動きは、他の食品や関連商品の価格にも波及することが予想され、消費者物価全体のインフレを促進する要因ともなりうるでしょう。特に家計への負担が増すことで消費者の購買意欲にマイナスの影響を与える可能性も考えられます。
日本株全体への影響
このニュースは、日本全体の消費者物価の上昇という観点から、株式市場にネガティブな影響を与える可能性があります。インフレが進む中で、特に食料品の価格が上昇すると、消費者の可処分所得が圧迫され、結果として消費全体が鈍化するおそれがあります。したがって、日本株全体に対する影響は下向きと予想されます。具体的には、セクター全体で利益への懸念が広がり、特に消費者関連株には調整が入ることが考えられます。評価は-2とします。
日本の個別株への影響
1. ヤクルト本社(2267・東証一部)
評価:-2
予想解説
ヤクルトの製品も食料品の一部であるため、全体的な物価上昇が消費者に与える影響は避けられず、販売数の減少が懸念されます。
2. イズミ(8260・東証一部)
評価:-3
予想解説
小売業であるイズミは、カレーライスのような日常的な食品の価格上昇が売上にダイレクトに影響するため、特に悪影響を受けるでしょう。
3. 明治ホールディングス(2269・東証一部)
評価:-2
予想解説
明治も食品を扱っているため、カレー関連の商品が値上がりすると同社の商品が選ばれなくなるリスクがあります。
4. コンビニエンスストア(ファミリーマート、8028・東証一部)
評価:-1
予想解説
コンビニ店舗でのカレーの販売も多く、仕入れコストの上昇が利益を圧迫する可能性がありますが、規模の大きさでカバーできる要素もあるため、影響は軽微。
5. カゴメ(2811・東証一部)
評価:-2
予想解説
カゴメのトマトビジネスにカレーが付随する形で影響を受け、原材料費の上昇が直接的なコスト圧迫につながります。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。