ニュースの要約
- 7月の外国メーカー車のEV新規登録台数が前年同月比42.1%増。
- 外国メーカー車におけるEVのシェアは12.6%に上昇。
- テスラが約4割を占め、新型車の導入計画も進行中。
- EV以外の外国メーカー車も前年同月比15.8%増。
- メルセデス・ベンツ、スズキが好調な販売を記録。
ニュースの概要
日本自動車輸入組合（JAIA）が最新のデータを発表した結果、7月における外国メーカーの電気自動車（EV）の新規登録台数が前年同月比で42.1%増の2397台に達したことが明らかになりました。これにより、外国メーカー車の中でのEVのシェアは、前年同月比で2.3ポイント増加し12.6%に達し、9カ月連続で増加しています。特にテスラの「モデル3」や「モデルY」の販売が好調で、同社が約4割のシェアを占めています。加えて、アウディの新型EV「A6e―tron」やBYDの「シーライオン7」、現代自動車の「インスター」なども増加傾向にあります。また、1―7月におけるEVの累計台数は1万6588台で、前年同期比で3割強の増加を示しています。
一方、全体の外国メーカー車の新規登録台数も前年同月比15.8%増で、特にフォルクスワーゲンが前年モデルの切り替えによる反動で71.7%の増加を見せるなど、全体的に活況を呈しています。市場全体では、400万円以上の価格帯での販売が急増しており、特に高額車両の需要が顕著です。こうした状況は、日本国内の自動車市場に新たな競争環境をもたらす可能性があり、今後の販売動向が注目されます。
日本株全体への影響
日本の自動車業界では、特にEV市場の拡大が顕著であり、外国メーカーのシェアが増加していることは、日本の自動車メーカーにとって競争環境が厳しくなることを意味します。したがって、全体としては株価の下落圧力が予想されます。ただし、テスラなどの成功を受けて、日本企業がEV市場に本腰を入れる動きもありますので、業界全体としての変革期待は存在し、短期的にはプラス要因も考慮されます。そのため、評価は-2と予想します。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車株式会社（7203・東証一部）
評価：-3
予想解説：トヨタはEV市場へのシフトを進めていますが、外国メーカーの急成長に影響を受けるでしょう。販売戦略の見直しが求められそうです。
日産自動車株式会社（7201・東証一部）
評価：-2
予想解説：日産もEVに注力していますが、競争が激化している中でのシェア維持は難しいかもしれません。
本田技研工業株式会社（7267・東証一部）
評価：-4
予想解説：ホンダは7月に減少という結果が出ており、若干の弱含みが懸念されます。電動化の進展に遅れが見えるため、影響が大きくなりそうです。
スズキ株式会社（7269・東証一部）
評価：+1
予想解説：新車の好調な販売が反映されており、他の日本メーカーよりも相対的にプラス要因が強いと考えられます。
テスラ（米国上場）
評価：+5
予想解説：EV市場全体での急成長により、今後もテスラの株価上昇が見込まれています。日本におけるシェア拡大も期待されます。
カテゴリ：マーケット・株式
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