ウクライナ軍、クルスクで5万と激闘 東部強化急ぐ｜株価への影響

ニュースの要約

• ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアとの戦闘が激化していると発表。
• ウクライナ軍は、クルスク州で約5万人のロシア部隊と交戦中。
• 東部のポクロフクスとクラホフの前線強化を進めている。
• ロシアが北東部クピャンスク近くの集落を制圧したとの報道。
• ザポロジエ州でのロシア軍の攻撃準備が進行中と情報提供。

ニュースの概要

ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ロシアとの戦闘が激化している状況を報告し、その中で特にクルスク州で約5万人のロシア部隊と交戦していることを明らかにしました。この発言は、ウクライナが東部での前線を強化しているという事実に裏打ちされています。特にポクロフクスとクラホフの地域が注目されており、ポクロフクスは交通要衝及び炭鉱の集中地、クラホフは大規模な石炭火力発電所が位置しています。このため、これらの地域の戦闘がエネルギー供給に及ぼす影響も懸念されています。

さらに、ロシア国防省は北東部のクピャンスク近くにおいて集落を制圧したと報告しましたが、ウクライナ軍からはその陥落は確認されていないものの、攻撃を受けたことは認められています。加えて、ロシア軍が南部ザポロジエ州において部隊を前方に移動し、攻撃準備を整えているとの情報もあり、数日内に新たな攻撃が開始される可能性が指摘されています。このような情報は、戦況がさらに悪化する懸念を示しており、国際的なエネルギー市場や地政学的リスクにも影響を及ぼすことが予想されます。

日本株全体への影響

今回はウクライナとロシアの戦闘が激化している状況を受け、地政学的リスクが高まっています。このため、リスク回避の動きから日本株全体には下押し圧力がかかると考えます。特にエネルギー関連株は地政学的な影響の影響を受けやすく、国際的な原油価格の上昇も将来的に見込まれ、これが日本株にマイナス影響を与える可能性があります。 投資家の市場心理が冷え込む中、他の資産に資金がシフトする可能性もあり、したがって、全体的な株価は下がると予想します。
評価：-3

日本の個別株への影響

君津製鋼（5907・東京証券取引所）

評価：-2

予想解説

鉄鋼業界はエネルギー価格の変動影響を受けやすく、特にロシアとウクライナの戦闘が激化する中で、原材料価格上昇の圧力が増してコストが上昇する懸念があります。

JFEスチール（5411・東京証券取引所）

評価：-3

予想解説

鉄鋼の需要と供給は不透明であり、特に国際的エネルギー価格が影響を及ぼすため、業績への下押し圧力が強まる可能性があります。

ENEOS（5020・東京証券取引所）

評価：+2

予想解説

原油価格上昇が期待される中、ENOSは過去の経験から利益を上げるチャンスがあるため、逆に株価の上昇が見込まれます。

三菱商事（8058・東京証券取引所）

評価：-1

予想解説

国際的なエネルギー商社として、ウクライナ問題の影響で不安定感が強まりますが、国内の需要も一定程度あるため影響は限定的。

ソフトバンクグループ（9984・東京証券取引所）

評価：-4

予想解説

国際的なリスク回避の影響でテクノロジー株全体が下げる可能性が高く、投資家心理への影響がネガティブです。