ニュースの要約
- 日本の15歳未満の子どもの割合が1950年以降で最低を記録。
- 今年4月1日現在、15歳未満の子ども数は1366万人で、前年より35万人減少。
- 日本の総人口1億2340万人に占める子どもの割合は11.1%。
- 子どもの数が1400万人を割り込むのは史上初。
- 地域別では、秋田県が最も低く、沖縄が最も高い。
ニュースの概要
日本の総務省が発表した最新のデータによると、2023年4月1日現在、日本における15歳未満の子ども数が1366万人となり、前年より35万人減少した。これは、1950年以来の最少記録であり、子どもの数が1400万人を下回るのは初めてのことだ。現在の子どもの割合は、総人口の11.1%であり、段階的な減少が続いていることが分かる。特に、過去46年間、子ども数は減少を続けており、1950年の2943万人に対して、46%も減少している。
日本と韓国が、国連の調査によると、主要国の中で最も子どもの割合が低い状況にあり、韓国は10.6%、日本は11.1%である。特に、地域によって大きな差が見られ、例えば、秋田県は人口の8.8%と極端に低いのに対し、沖縄では15.8%という結果となっている。このような人口構造の変化は、労働力不足や地域経済の衰退、社会保障制度への影響など様々な波及効果をもたらす可能性がある。
日本株全体への影響
今回のデータは、日本の人口構造における重大な変化を示しており、少子化が進行することにより、日本経済に長期的な影響を及ぼすことは避けられない。特に、労働力の減少は経済成長を制約する要因となり、その結果、企業の業績や株価にも影響を与えると考えられる。短期的には、特定のセクターにおいて影響が出るものの、全体的に見れば、日本株にはマイナスの影響が及ぶと予想される。
評価:-3
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
トヨタは国内販売の減少や労働力不足に直面する可能性があり、長期的に見た際、業績に負の影響が及ぶおそれがある。
ソフトバンクグループ(9984・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
投資先企業の将来性にも影響を与える人口減少は、孫正義氏の描くビジョンに対しても不安材料になり得る。
任天堂(7974・東京証券取引所)
評価:-1
予想解説
少子化による消費者層の変化は、ゲームソフトの販売に影響を与える可能性があるが、グローバル展開によりそれほど大きな影響はないと考える。
キヤノン(7751・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
市場の縮小が印刷物やカメラの需要に影響を与え、業績が低迷するリスクが高まっている。
パナソニック(6752・東京証券取引所)
評価:-1
予想解説
製造業全体が労働力不足に直面する中で、需要減を受ける可能性はあるが、海外展開がプラスに働く面もある。
カテゴリ:経済・金融
タグ:日本,15歳未満,少子化,トヨタ自動車,7203,ソフトバンクグループ,9984,任天堂,7974,キヤノン,7751,パナソニック,6752,総務省,人口構造,経済影響
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