ニュースの要約
- 小米が新型電気自動車(EV)「YU7」シリーズの予約販売を開始。
- 3モデル(YU7、YU7 Pro、YU7 Max)の展開で、価格は約510万〜660万円。
- 予約開始1時間で28万9000台の受注を達成。
- 競合にテスラの「モデルY」、蔚来汽車の「ES6」などあり。
- アップグレードされた技術を搭載し、航続距離は最長835kmに達する。
ニュースの概要
小米は新型電気自動車(EV)「YU7」シリーズの予約販売を開始しました。モデルにはシングルモーター後輪駆動の「YU7」と、デュアルモーター四輪駆動の「YU7 Pro」「YU7 Max」があり、価格は25万3500〜32万9900元(約510万〜660万円)です。予約開始から1時間で28万9000台の受注を記録し、その人気の高さが伺えます。中国市場では、2024年に中型以上の電動SUV販売台数が約166万台に達する見込みですが、その中でテスラのモデルYが圧倒的なシェアを持っています。小米はYU7でこの競争に挑むことになります。
YU7シリーズは、3枚のミニLEDスクリーンを使用したワイドパノラマディスプレーを搭載し、ARナビ機能を提供します。動力システムは、独自開発のシリコンカーバイド(SiC)高電圧プラットフォームに基づき、最高235kWの駆動用モーターを搭載しています。航続距離は835kmに及び、高速充電も可能です。しっかりとした性能と先進的な技術を備えたこの新モデルは、テスラや蔚来汽車、極氪、小鵬汽車などの競合と激しい戦いになると期待されています。
日本株全体への影響
小米の新型EVの発表は、日本の自動車産業にも大きな影響を与えると考えられます。特に、競合する電気自動車を多く展開している日本メーカーに対して、価格競争が激化する恐れがあります。それにより、日産やトヨタなどの株価はプレッシャーを受ける可能性があり、全体的にはネガティブな影響が予想されます。
しかし、EV市場全体の拡大から、バッテリー関連や自動運転技術を提供する企業にはプラスの影響が期待できるため、日本株全体ではやや複雑な動きになるかもしれません。総じて、市場全体の反応はカラーを持ちながらも、エネルギーやテクノロジー関連の部分での成長期待があります。このため、日本株全体への影響度は-2と評価します。
日本の個別株への影響
トヨタ自動車(7203・東京証券取引所)
評価:-3
予想解説
トヨタはEV市場へのシフトを推進していますが、小米のYU7の予約状況や技術的進歩は、特に価格面で競争を激化させる可能性があります。競争圧力が高まることで今後の投資判断に影響を与える可能性があります。
日産自動車(7201・東京証券取引所)
評価:-3
予想解説
日産はLEAFなどのEVを展開していますが、価格競争で圧迫される要因が増えており、株価にネガティブな影響を及ぼすと考えられます。
パナソニック(6752・東京証券取引所)
評価:+2
予想解説
バッテリー技術を強化するパナソニックは、EV市場での需要増加により恩恵を受ける可能性があります。競合が激化する中でパートナーシップが進むかもしれません。
スバル(7270・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
スバルはEV市場への遅れを指摘されており、小米の競争力が高まる影響を受けやすいでしょう。市場シェアを奪われるリスクがあります。
リクルートホールディングス(6098・東京証券取引所)
評価:+1
予想解説
電動車両技術や自動運転技術に関連する業界の成長から、リクルートのビジネスモデルにも新たなチャンスが生まれる可能性があります。
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