日産、新型リーフ年内発売 航続距離・充電速度向上｜株価への影響

ニュースの要約

• 日産自動車が新型「リーフ」を発表。
• 航続距離や充電速度を大幅に改善し、性能が向上。
• 北米での販売を今秋開始し、日本国内では年内発売を予定。
• 新型パワートレインを採用し、10％小型化、静粛性や走行性能が向上。
• フル充電での航続距離は北米仕様で約480km、日本・欧州仕様は600km以上の可能性。

ニュースの概要

日産自動車は2023年10月17日、新型電気自動車（EV）「リーフ」の第3世代モデルを正式発表した。このモデルでは、航続距離と充電時間の改善が実現され、競合他社のEVに対抗するための大きな一歩とされている。新型リーフでは、北米向けの車両が栃木工場で生産され、今秋に販売を開始し、日本市場でも年内に販売が行われる予定だ。特筆すべきは、新型「3-in-1パワートレイン」の採用により、モーターやインバーター、減速機を一体化し、10％の小型化を達成したことだ。これにより静粛性の向上やスムーズな走行が実現され、従来モデルと比較して大きな進化を遂げている。この新型リーフの航続距離は、北米仕様で最大約480キロメートル、さらに日本・欧州仕様は600キロメートル以上の走行が可能である。また、急速充電については、最短35分で10％から80％まで充電できるという、その性能はEV市場で高く評価される可能性がある。日産は10年以上にわたりEV市場の先駆者としての地位を確立しており、今後の販売に向けた期待が高まる。過去15年間でリーフは70万台以上を売り上げており、新型モデルによるさらなる販売促進が期待されている。

日本株全体への影響

新型リーフの発表は日産自動車にとって競争力の向上を意味し、EV市場全体の成長をもたらす可能性がある。特に、国内外のEV需要が高まる中で、日産の新型モデルは市場の注目を集める。これにより、日本株全体にはプラスの影響を及ぼす可能性があり、関連企業の株も押し上げる格好となると考えられます。ただし、全体としての市場の状況や競合企業の動きも考慮する必要があり、これらの要素によって影響度は変わる可能性がある。結果として、日本株全体の評価は+3と予想されます。

日本の個別株への影響

日産自動車（7201・東京証券取引所）

評価：(+4)

予想解説：新型リーフの発表で、日産の市場競争力が高まるため、株価は上昇する可能性が高い。

トヨタ自動車（7203・東京証券取引所）

評価：(+2)

予想解説：競合としての影響があるが、既存のハイブリッド技術が強力なため、大きな影響は出にくいとみる。

パナソニック（6752・東京証券取引所）

評価：(+3)

予想解説：EV用バッテリー供給において日産との関係が深まるため、ビジネスチャンスが増えると期待される。

住友商事（8053・東京証券取引所）

評価：(+2)

予想解説：新型リーフに使用される素材や部品の供給に関与しているため、需要増加の影響が期待できる。

NEC（6701・東京証券取引所）

評価：(+1)

予想解説：EV市場向けのテクノロジーを提供しているが、日産の影響を直接受けることは少ないと考えられる。