ディズニー、年パスに代わるチケット見直し｜株価への影響

ニュースの要約

• オリエンタルランドの社長、高橋渉氏が変動価格制の再評価を考慮。
• チケット価格の見直しは、国民の生活を考慮して行うと発言。
• 現在、チケットは日によって価格が異なり、7900円から1万900円の幅。
• 年間パスポートに代わる新しいチケットの種類を検討中。
• 夏のイベントに関連した特別チケットの販売が発表された。

ニュースの概要

オリエンタルランドの高橋渉社長が、東京ディズニーリゾートにおける入園チケットの価格設定に関して、変動価格制の見直しを視野に入れていることを発表しました。この変動価格制は、来園する日によって異なる価格が設定されており、大人のチケット代は7900円から1万900円の範囲となっています。高橋社長は、「単なる値上げ」にはしないことを強調し、国民の生活状況を考慮しつつ、価格体系そのものを見直す可能性を示唆しました。また、2020年に休止となった年間パスポートに代わる形での新しいチケットの種類についても検討していると述べています。具体的には、訪問者に柔軟性を与えるためのチケットの見直しが行われる見通しです。今週末の夏イベントに際し、2つのパークを自由に行き来できる特別チケットが販売されることも決定しました。このような変更は、顧客満足度向上を目指すものと考えられていますが、一方で収益面への影響も懸念されています。今後の価格設定が果たしてリゾートの競争力をどう左右するのか、大きな関心が寄せられています。

日本株全体への影響

オリエンタルランドの発表は、消費関連株や観光業全体に対してポジティブな影響を与えると考えられます。特に消費者の可処分所得が回復する中、ディズニーリゾートの価格設定の見直しが高まることで、安心して来園できるという心理的効果が期待されるため、観光業が活性化する可能性があります。さらに、他のテーマパークやレジャー施設もこの動きに続くことで、業界全体の競争も促進されるでしょう。したがって、日本の株式市場全体にはプラスの影響を与えるものと予想されます。
評価：+3

日本の個別株への影響

オリエンタルランド（4661・東証1部）

評価：+4

予想解説

価格設定の見直しは短期的な負担を伴うかもしれませんが、長期的には来園者数の増加を見込むことができるため、株価はプラスに働くでしょう。

JTB（9726・東証1部）

評価：+2

予想解説

東京ディズニーリゾートの動向は旅行代理店にも影響を与えます。価格の柔軟性が観光需要を引き上げる要因となるでしょう。

富士急行（9010・東証1部）

評価：+1

予想解説

他のテーマパークと競争する中、オリエンタルランドの価格見直しが富士急行にとっても消費者を引きつける機会になることが考えられます。

東京ドーム（9681・東証1部）

評価：0

予想解説

イベントやコンサート等のチケットは別の価格設定体系を持つため、ディズニーの影響は限定的と考えられます。

グリーンズランド（某証券コード）

評価：+3

予想解説

観光需要が喚起されれば、グリーンズランドも恩恵を受け、ご来場者数が増加することでプラスの影響が期待されます。