ニュースの要約
- 小泉農水大臣が備蓄米の購入申し込みが殺到していると発表。
- 農水省は政府備蓄米の申し込み受付を一時休止することを決定。
- 令和4年産の米の販売は終了間近で、企業の申し込みは9万トンを超え。
- 引き渡しは早ければ29日、販売価格は5キロ2000円(税抜き)を予定。
- アイリスオーヤマは6月2日に備蓄米を店頭に並べると報告。
ニュースの概要
小泉農林水産大臣が発表したところによると、政府の備蓄米への申し込みが予想を超える勢いで続出し、販売の受付を一時休止することが決定されました。具体的には、令和4年産の備蓄米の申し込みが10万トンを超え、急遽過去の年産に基づく米で再開する方針を示しています。申し込みの対象となる企業には、全国の大手小売業者や物流会社が含まれています。特にドン・キホーテやイオンなどの名が挙がり、それに続いてアイリスオーヤマも早くも契約を交わしました。アイリスオーヤマは、6月2日には米を販売開始する予定で、販売価格は5キロあたり2000円台で設定されています。政府はこの措置を通じて、物価高の中でも米の安定供給を図る意向を示していますが、こうした流通のスピード感には「実際には対応が難しい」という声も聞かれます。
日本株全体への影響
全体的に見て、日本株に対する影響はプラスになると考えます。米の需給が一時的に集中することで、特に生活必需品関連の株に資金が流入する可能性があります。経済の安定を見込んだ投資マインドも高まり、株式市場全体にポジティブな影響を与えるでしょう。従って、株価予想は評価としては+3と考えます。
日本の個別株への影響
アイリスオーヤマ(7683・東証グロース)
評価:+4
アイリスオーヤマは国が進める備蓄米事業で一番乗りの契約を取得し、市場での認知度が高まるため、株価上昇が期待されます。
イオン(8267・東証一部)
評価:+3
大手流通業者の一つであり、備蓄米の取り扱いで業績に寄与する可能性が高いが、競争が激しいため過度の上昇は見込みにくい。
ドン・キホーテ(7532・東証一部)
評価:+3
多種多様な商品展開が評価されているため、備蓄米販売の権利を取得したことで業績が向上する可能性がある。
ヤマザキビスケット(2212・東証一部)
評価:+2
米に関連する商品の需要増加が期待され、関連業者としての恩恵を受けるが、影響度は限定的。
農業総合研究所(5985・東証一部)
評価:+2
農業分野において関連する事業展開を行っているため、国の施策によりプラス影響を受ける可能性があるが、直接的な影響は小さい。
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