ソフトバンクG、4年ぶりの黒字達成1.15兆円｜株価への影響

ニュースの要約

• ソフトバンクグループが2025年3月期の連結決算を発表。
• 純損益が1兆1533億円の黒字に転換、数年ぶりの黒字。
• 投資先企業の株式価値が上昇し、投資損益が改善。
• 特にソフトバンク・ビジョン・ファンドが3876億円の黒字。
• AI関連の事業転換と追加出資計画も明らかにされた。

ニュースの概要

ソフトバンクグループ（SBG）が発表した2025年3月期の連結決算は、純損益が1兆1533億円の黒字に転換し、これは前期の2276億円の赤字からの大幅な改善を示しています。この黒字転換は、グローバルな株価の堅調さを背景に、SBGが保有する投資先企業の株式価値が上昇し、投資損益が3兆7011億円の黒字に達したことによるものです。特に「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は、3876億円の黒字を計上しました。成功事例として、短編動画プラットフォームのTikTokを運営する字節跳動（バイトダンス）などが寄与しました。SBGはAI関連の事業構造への転換を進める中、米オープンAIに最大300億ドルの追加出資を行う計画も発表しています。これにより、SBGは今後もAI分野での競争力を強化する考えを示しました。また、後藤芳光専務は、営利企業主導での再編断念についても言及し、これを悪化と捉えず今後の展開に期待を寄せています。

日本株全体への影響

ソフトバンクグループの黒字転換は、株式市場全体に対する信頼感を高める要因となり得ます。特に、テクノロジー企業にとって、SBGの成功はポジティブなシグナルであり、高成長企業が注目されることで市場に活気をもたらす可能性があります。したがって、日経平均株価をはじめとした日本株全体にプラスの影響を与えると予想されます。むしろ、投資家が新たな成長分野の開発に向けた動きを見ることで、投資意欲が増し、市場全体を押し上げる効果も期待されるでしょう。

評価：+3

日本の個別株への影響

ソフトバンクグループ（9984・東証一部）

評価：+5

予想解説

黒字転換により、投資家の信頼が高まり、株価は大きく上昇する見込みです。

ヤフー（4689・東証一部）

評価：+4

予想解説

SBGの成功を受けて、親会社としてプラスの影響を受けると予想されます。

ネットフリックス（NFLX・NASDAQ）

評価：+3

予想解説

SBGの案件から得た影響により、ストリーミングサービス市場全体が活性化される可能性があります。

NVIDIA（NVDA・NASDAQ）

評価：+4

予想解説

AI関連での出資拡大が企業の将来性を高め、関連銘柄として影響が出るでしょう。

アマゾン（AMZN・NASDAQ）

評価：+3

予想解説

Eコマースとクラウド分野の成長を受け、SBGの影響が間接的にプラスに働く見込みです。