ニュースの要約
- 大阪・関西万博が開幕から23日目を迎え、5月5日の入場者数は12万1000人。
- 累計来場者数は238万5394人、一般来場者は199万4283人。
- 万博会場の10月までの目標は2820万人で、1日平均15万人の来場が必要だが、現在は下回っている。
- 最大来場者数は開幕日で、GW期間中の来場者数はその数字を超えていない。
- 九州から関西への観光の需要は見込まれているが、来場者数のペースが課題。
ニュースの概要
大阪・関西万博の入場者数について、博覧会協会が発表しました。5月5日現在、入場者数は12万1000人で、そのうち関係者は1万7000人でした。この時点での累計来場者数は238万5394人で、一般来場者数は199万4283人に達しています。しかし、万博委員会は10月までに2820万人を目指しており、これを達成するためには1日に平均15万人の来場者が必要です。しかし、現在のペースはこれを下回っています。また、ゴールデンウィーク期間中の来場者が開幕日を上回らなかったことは、主催者にとって懸念材料となっています。来場者数の不足は、万博の経済的スピンオフ効果や地域経済への波及効果にも影響を及ぼします。特に、観光業や関連ビジネスへは大きな影響が考えられますが、万博を見込んだインフラ整備や観光需要の喚起は今後の期待材料と考えられます。
日本株全体への影響
今回のニュースは日本株全体に対して一定の圧力をかけることが予想されます。万博が観光客や消費を喚起する期待があったため、入場者数が目標を下回ると日本経済全体に対する懸念が高まるかもしれません。特に観光関連株に対する影響が強く出る可能性があります。加えて、観光需要が低迷する中、経済の回復が遅れることから、全体的な景気への影響も懸念され、リスクオフの動きが強まるでしょう。このため、日本株全体の評価は-2と考えます。
日本の個別株への影響
日本航空株式会社(9201・東京証券取引所)
評価:-3
予想解説
万博来場者数が低迷すれば、航空需要が減少します。特に国際線の利用減少が影響しやすく、航空株の評価が下がる可能性があります。
JR西日本(9021・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
万博関連の入場者が右肩上がりでないことから、鉄道利用者の減少が見込まれるため、需要の低下が影響します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(株)(非上場)
評価:-3
予想解説
万博による集客が下振れすると、周辺のテーマパークへの影響が必然的に出て、業績に悪影響を及ぼすでしょう。
近鉄グループホールディングス(9041・東京証券取引所)
評価:-2
予想解説
万博の来場者数が低調であると、さまざまな観光施設やイベントへの需要にも影響が及び、業績に影を落とすと思われます。
リクルートホールディングス(6098・東京証券取引所)
評価:-1
予想解説
観光業や関連ビジネスへの影響が出るため、リクルートの採用需要の先行きに警戒感が広がる可能性はあります。
※全体的に観光関連の企業には負の影響が大きいと予想されますが、一部の企業は影響が少ない場合もあります。
カテゴリ:経済・金融
タグ:大阪、関西万博、観光、経済、日本株、日本航空、9201、JR西日本、9021、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、リクルート、6098、近鉄、9041、株価、入場者数、累計、特需、2025年、インフラ
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