すき家、異物混入で4月売上2割減、4年ぶりのマイナス｜株価への影響

ニュースの要約

• ゼンショーホールディングスが発表した「すき家」の2023年4月の全店売上高は前年同月比20.2％減少。
• これはコロナ禍の2021年2月以来、約4年ぶりのマイナス。
• 異物混入問題が影響し、ほぼ全店を一時閉店する事態が発生。
• 既存店ベースでも7.2％減少、客数は16％減少。
• 24時間営業から「23時間営業」に変更したことも影響。

ニュースの概要

ゼンショーホールディングスが運営する牛丼チェーン「すき家」は、2023年4月の全店売上高が前年同月比20.2％減少したと発表しました。この状況は、コロナ禍による影響を除くと約4年ぶりのマイナス成長となります。特に異物混入問題は、各店舗をほぼ全て一時閉店させる事態を引き起こし、顧客の信頼を著しく損なう結果となりました。既存店舗でも売上は7.2％減少し、特に客数が16％も減少したことが目立ちました。また、店舗運営の変更として24時間営業から「23時間営業」に縮小したため、売上に更なる影響を与えたと見られます。このような厳しい状況を受けて、同社の将来の業績見通しに対する懸念が高まり、マーケット全体に暗い影を落とす可能性があります。これらの情報は、投資家や市場関係者にとって重要な要素であり、今後の動向に注目が集まっています。

日本株全体への影響

ゼンショーホールディングスの業績悪化は、外食業界全体に対する懸念を高める結果となります。外食業に対する需要の減少が顕著になれば、関連する企業の株価全体に悪影響を及ぼす可能性があります。また、消費者信頼感の低下や他の企業に対する影響も考慮されるべきです。このため、日本株全体への影響は下方向にシフトし、特に外食関連株が売られる結果となる可能性があります。評価は「-3」としました。

日本の個別株への影響

ゼンショーホールディングス（7550・東証プライム）

評価：-4

予想解説

異物混入問題と売上高の減少は、業績に直接的なマイナス影響を与えます。消費者の信頼を取り戻すには時間がかかり、短期的には株価の下落が見込まれます。

吉野家ホールディングス（9861・東証プライム）

評価：-2

予想解説

同業他社に対する影響を受けつつ、新たな顧客を獲得するチャンスも存在。しかし、全体的な市場の動向に押されて、売り圧力が高いと予想されます。

すかいらーくホールディングス（3197・東証プライム）

評価：-1

予想解説

ゼンショーの影響を受けつつも、相対的に安定した業績を維持しているため、株価の下落は限定的ですが、外食需要の低下が懸念されます。

マクドナルドホールディングス（2702・東証プライム）

評価：+1

予想解説

競争優位性とブランド力により、他企業に比べて影響が少ないため、逆風の中でも安定した需要が見込まれます。

サイゼリヤ（7581・東証プライム）

評価：0

予想解説

安価な価格設定により集客力があるが、トレンドに左右されやすい。別の外食感の影響を受けて、動向には注意が必要です。